| リスクは他の矯正装置と比較して少なく、現在までにインビザラインのデメリットとして歯根吸収に関しての報告は1例もありません。むしろインビザライン治療のメリットとして1996年にDr.Boyd、1998年Dr.Vlaskalicらにより「従来のワイヤーを用いた矯正治療と比べて歯根吸収が起こらない」という研究報告があります。私が大学院時代に行っていた研究結果(J Cell Biochem. 87(3):313-23. 2002/10)では痛みに誘導される生体内のサイトカイン(TNF-alpha)が間接的に骨や根などの硬組織の形成に遺伝子レベルで影響していることを解明いたしました。エビデンス(科学的根拠)をつなげていくと痛みと歯根吸収に遺伝子発現のレベルで何らかの関連があると考えられます。つまりインビザラインによる矯正治療で痛みが少ないことと歯根吸収が認められないこととに何らかの関連性があるのかもしれません。 |